当社が運営する「ちえうみ」事業のアドバイザーに、宗教学者で僧侶の釈徹宗氏が就任されました。
「ちえうみ」事業は、仏教を中心に宗教や哲学などの人文知をさまざまな情報やサービスを通じて、新たな視点を提供するプラットフォームです。宗教思想や宗教文化について研究を重ね、仏教の智慧を現代社会に伝える活動を行ってこられた釈氏のアドバイザー就任により、より深く宗教的・文化的な洞察を図り、価値の高いコンテンツを発信していきます。
■釈徹宗さんコメント:就任に寄せて
「宗教とは、世界を理解するための枠組みであり、自分の『生』と『死』に最終的な意味を与える“文脈”でもあります。我々は本来、世界をそのまま、生命の働きをそのままに受け止めることはできません。だからこそ、国や文化、経済といった“文脈”を頼りに世界を解釈しながら生きています。宗教もまた、私たちが人生という『ルールの見えない世界』をどう生きるか、その指針を提示するものです。
信仰とは、そうした“文脈”に身を投じ、自らの視点を更新し続ける営みとも言えるでしょう。「ちえうみ」では、仏教や宗教の智慧の宝庫から、その“文脈”に触れるための場を提供します。多様なルートの中で、自分自身に響く言葉や思想を見つけ、少しずつ慣れ親しんでいただければと思います。」
■ちえうみアドバイザー就任記念インタビュー|釈徹宗(宗教学者・僧侶)
【動画】:https://youtu.be/kpHjjcDx5Qk?si=KZxs2-psurZH6NjR
【記事版】:https://chieumiplus.com/article/special-interview-syakutessyu-article
■ちえうみ特設サイトはこちら
https://special.chieumi.com/
《プロフィール》
釈徹宗(宗教学者・僧侶)
1961年、大阪府出身。
如来寺住職。NPO法人リライフ代表。近刊『喜怒哀楽のお経を読む』など。専門は宗教学(宗教思想・宗教文化)。
著書『親鸞の思想構造』『いきなりはじめる仏教生活』、また内田樹氏との共著『いきなりはじめる浄土真宗』『はじめたばかりの浄土真宗』など。
論文「不干斎ハビアン論」で涙骨賞(第五回)、著書『落語に花咲く仏教 宗教と芸能は共振する』で河合隼雄学芸賞(第五回)、また仏教伝道文化・沼田奨励賞(第五十一回)を受賞している。